サラリーマンの税金・お金のお悩み解決ならトランス税理士法人

サラリーマンの税金・お金のお悩み解決なら大平宏税理士事務所

03-6456-4911
facebook

ブログ

iDeCo等で確定申告する際の注意点

2019年2月19日

今週から確定申告書の提出が本格的にスタートし、当事務所にも個人の確定申告依頼が数多く舞い込んできております。

 

個人の方の確定申告書類をチェックしていると、源泉徴収票社会保険料の欄にある『内』という所に数字が書いてあり、数字が2段になっている方が年々多くなっており、iDeCoや401Kを利用する人が増えているんだなと感じます。

 

この社会保険料欄上段の『内』は、小規模企業共済等掛金控除の額を示しています。

小規模企業共済等掛金控除とは、「小規模企業共済」「確定拠出年金」などの掛金を払った場合の控除です。小規模企業共済は個人事業主や中小零細企業の役員が入り、サラリーマンの場合は確定拠出年金が入るケースが多いです。

これらは退職金や年金の準備を行うための掛金で、払った全額が所得控除になり、税制上は社会保険料と同じ効果があります。源泉徴収票の社会保険料の欄は、社会保険料控除と小規模企業共済控除の合計額を意味しております。

 

源泉徴収票には合計額が記載されていますので、確定申告の時は、社会保険料と『内』に記載されている金額を引き算で求めるところがポイントと言えます。慣れていないと間違えやすい箇所なので、ご自身で確定申告書を作成する場合は注意が必要です。