軽減税率スタート
2019年10月2日
いよいよ10月1日より消費税が8%から10%に上がりました。1989年の導入から、何度かの税率アップがあり、その都度社会が騒いだ記憶がありますが、今回の一番の大きなポイントはやはり軽減税率にあるかと思います。一部の小売店や外食店、交通機関の会計システムでトラブルが発生し現場で混乱が起きました。
コンビニ大手のミニストップでは税率10%の商品を8%で販売していたり、値引き商品を1円以上多く受領している可能性があるようです。1日の0時過ぎに社員の点検で発覚し、3時には対応が済んだとのことですが、全国数百店舗に影響が出たと見られています。JRバス関東や京浜急行バスなど多くの交通機関では増税前に運賃を多く受領していたことも分かっています。
逆に大手寿司チェーン店のスシローでは、お客さんが得するようなトラブルが起きました。会計時に外税0%となり、消費税が実質0%で計算され「スシロー、本当に一皿100円状態」だったようです。約200店舗で11時の開店直後から発生し、午後まで継続したとのこと。0%で計算されたお客様に対して改めて消費税分を求めることはしないという方針です。消費税が0%のレシートの写真が続々とアップされると「今日はスシローで昼ご飯を食べておけばよかった」というツイートが散見しました。
コンビニで「持ち帰ります」と宣言をして、実際にはイートインコーナーで飲食する「イートイン詐欺」のようなケースも多くあったようですが、これは制度設計のミスではないかと個人的には思います。
キングジム公式アカウントさんの「増税前に348円で飛ぶように売れていた薬局のティッシュ5箱が298円なのに山積みだった」というツイートに対する「みんなお金を払いたくないんじゃなくて税金を払いたくないんだ」という趣旨のリプライが実に印象的でした。納得のいかない税金を払うのは馬鹿馬鹿しいと感じている民衆の心理を表していると思います。財政健全化が順調な政府ならば税金を取られることへの拒否感は薄れるのかもしれませんが、なかなか国民の理解を得るのは難しいようです。
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