税理士試験における会場の有利不利
2019年6月24日
令和最初の税理士試験の会場が発表になりました。
東京の会場は
・立教大学池袋キャンパス
・東京外国語大学府中キャンパス
・早稲田大学小山キャンパス
上記三会場となっております。
税理士試験は、例年8月上旬に科目ごとに3日間連続して行われますが、一年にたった一回しかない大変厳しい試験で、まさに人生をかけて受験する方も本当に数多くいます。
税理士試験はほぼどの科目でも時間との戦いになります。そこで受験生の間で有利不利が出そうなのは、受験をする環境です。
極端に机が狭かったり、机の傾斜が大きかったりすると、問題用紙を広げて受験することが出来ず、それだけでそのような受験地を指定されてしまった方は大幅に不利になります。
また、理論問題などはほぼ速記大会のようになる科目もあり、これも机が狭いと極端に他の受験生と比べて不利に働きます。
私が受験したある科目で、資格予備校の講師は「この科目は勉強ではなく、スポーツだという感覚で受験をしてください。」と言われました。
その感覚は決して大げさだとは思いません。
もしスポーツであるのだとすると、そこで本当に大事なことは参加者がルール上公平であることです。年一回の税理士試験において受験する環境で有利不利が出ないような受験地の選定と配慮も、国税庁にはお願いをしたいところと切に願います。