税務調査が来やすい季節
2019年2月12日
来週からいよいよ確定申告のシーズンとなり税務署にとっても特に個人課税部門は最も忙しい期間に入りますので、この時期は納税者が税務調査を受けるという可能性が最も低い時期となりますが、逆に税務調査に一番入られやすい季節というのはいつになるかというと「秋」です。
税務署では年に一度、7月に大規模な人事異動が行われます。税務調査は年単位で実施されるため調査官は異動後の8月くらいから調査先をリストアップしどんなに遅くとも翌年6月までには調査を終えるようなスケジュールを組んでいくことが多いです。ただし、個人課税部門は1月から3月の確定申告のシーズンは税務調査に対応する余裕がなくなることから結果的に税務調査に一番入りやすいのは8月末から11月末までという形になります。
税務調査の実施が決まると、調査官は該当する納税者に(申告を担当した税理士がいる場合はその事務所)に電話をして1週間から2週間後にアポイントメントを取りに来ます。この時点で都合が悪ければ日程を先延ばしすることも可能です。税務調査には税理士の同席も認められているので、税務署から連絡を受けた時点で税理士と日程の調整をする方が無難だと思います。税務調査に立ち会う税理士は必ずしも申告書を作成した税理士でもかまいませんので、普段から連絡を取りやすい税理士と知り合っておくと便利です。