片山大臣の口利き
2018年11月2日
昨日の国会でもやはり野党は片山さつき大臣への追及の手を緩めませんでした。
事件の概略としては、ある製造業を営んでいたAさんが税務調査を受け不正を指摘され、青色申告を取り消される事態になったのを、片山議員の私設秘書で税理士資格を持つ南村博士氏に口利きを依頼し、南村氏に着手金として100万円を支払ったにも関わらず、結局青色申告の取消が覆ることはありませんでした。Aさんからすれば100万円も支払ったのに事が成就しなかったので、週刊誌に情報をリークしたのではないかと思います。
秘書の南村氏は税理士資格を持っているので、自分の税理士としての業務として100万円を受け取ったと見ることもできますが、Aさんからすれば、南村氏の背後にいる片山議員の影響力をあてにして100万円を支払ったのが動機であることは明白でしょう。
結局、この国税に対する口利きというのは上手くいかなかったので、片山大臣はまだそこまでの議員としての実力が無いのかもしれませんし、国税側としてはこのような口利きに手を貸さなかったという結果が残ったので、色々と不祥事が続いた国税としては片山大臣の一連の疑惑は良いイメージにつながっているような気もします。