減価償却(2)
2018年9月14日
昨日ご紹介した中古ベンツの減価償却を活用した節税方法の他に、最近のトレンドとして多いのが、償却資産として中古の漁船を買うというものです。
船本体の耐用年数はFRPという強化プラスチック製で7年と設定されていますが、本体は車と違って、水の上にただ浮いているだけなので材質の痛みが非常に少なく何年でも使えます。エンジンさえ取り替えれば何十年も使えます。
7年落ちの中古船舶であれば2年で減価償却ができるのでかなり節税ができます。
車と違って船の良い点は、船の供給は車と違って昨今かなり少ないため、中古の高級車よりも値崩れしません。
また、車は社長や社員が乗るという使い道しかなく基本的に収益を生む資産とはなりませんが、船であればそれを漁船運営している人に貸すことで収益を出すこともできます。
注意点の一つ目として、漁船ではなくクルーザーにしてしまうことです。クルーザーのようなレジャーボートは次から次へと最新モデルが供給されてしまう点とレジャーボートは春と夏しか使えないので賃貸料があまりとれません。
もう一つは車であれば、重量税や自動車税などの税金、駐車場代が別途必要となりますが、船の場合も同様に係留費用、税金面は初めに登録免許税、毎年の保有コストとして固定資産税がかかることは注意が必要です。