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東京地価上昇率ナンバーワン地域

2018年10月4日

 

平成30年度の基準地価から発表になりました。

国土交通省が1月1日時点での土地価格が国土交通省主導の元「一般の土地取引価格に対する指標となること」が目的とされて発表されるのが公示価格に対して、基準地価は各都道府県が主体となって公表される7月1日時点での土地価格で、公示価格よりも半年後の地価動向を提供する目的もあるようです。

首都圏住宅地で最も上昇率が高かったのが、荒川区西日暮里近辺の地域です。

前年比10.1%の上昇と山手線の駅の中でも比較的地味な西日暮里の地価がなぜ10%以上上昇したのでしょうか。

第一に考えらえるのは交通の便の良さです。JRでは山手線京浜東北線、東京メトロの千代田線、他に日暮里舎人ライナーの停車駅でもあります。

山手線で東京駅まで13分、千代田線で大手町駅まで10分という抜群の利便性を誇るわりに、例えば同じ山手線で東京駅まで14分の大崎駅などと比べると戸建・マンション価格や賃貸価格はかなり割安のままでした。

また、最近外国人訪問客も多く訪れる「谷中銀座商店街」も徒歩圏で、いわゆる谷根千といわれる歴史ある下町地域も非常に近いです。

また、西日暮里といえば東京大学への高校別合格者数ランキング不動のトップ「開成高校」の最寄駅です。むしろ日本の未来の頭脳といえる開成の学生たちが安全に移動できるために設立された駅ともいえるかもしれません。

意外なところでは、西日暮里は社交ダンスの聖地としても有名で社交ダンス用ドレスの名店が至る所に点在しているのも特徴です。

このように東京という都市の隠れた魅力をご紹介する「TOKYO未来地図」セミナーを10月13日に開催します。是非足を運んでいただいてオリンピック後の東京の未来をのぞいてみてください。