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地震保険による節税

2018年9月19日

昨日埼玉県北部を震源とする地震がありました。

弊所のある品川でも結構揺れたので、ヒヤッとしたものです。

国土技術研究センターによると、世界で起こるマグニチュード6以上の地震のうち、20%が日本で起こっているとのことです。

世界の面積に占める日本の面積はわずか0.27%なので、日本が如何に地震大国なのかということがよく分かります。

そんな地震大国日本では、地震保険も損保各社の切磋琢磨によって非常に発達していますが、地震保険に入っていると税金が安くなるというのはみなさんあまり意識されません。

地震保険料控除という所得控除の制度があります。地震保険料控除額の計算方法は生命保険料控除と比べても非常に単純で、5万円以内なら全額5万円超なら5万円となっています。

一般的なサラリーマンの方で大体1万円ぐらい節税になるといったところでしょうか。

地震保険控除の対象となる保険契約は、国税庁のサイトによると

「地震保険料控除の対象となる保険や共済の契約は、一定の資産を対象とする契約で、地震等による損害により乗じた損失の額をてん補する保険契約又は共済金が支払われる契約です。

対象となる契約は、自己や自己と生計を一にする配偶者その他の親族の所有する居住用家屋又は生活に通常必要な家具、じゅう器、衣服などの生活用動産を保険や共済の対象としているものです。」

となっています。正確性を第一とする国税庁らしい文章表現ですが、大体地震保険と称されて販売されているものは該当します。

勘違いが多い点として、自宅として利用している不動産だけでなく、所有が要件の一つなので、所有し賃貸に出している不動産に対する地震保険でも地震保険料控除の対象となります。

地震保険料控除の手続きは、確定申告でももちろんできますが、お勤めの会社の年末調整でもできますので、お忘れにならないようにしていただけるとよいと思います。