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即位礼正殿の儀

2019年10月30日

10/22に天皇陛下即位を国中に知らしめる行事として「即位礼正殿の儀」が行われました。三種の神器の一つであり、雨雲を呼び出す力があるとされている天叢雲剣を使うタイミングで皇居のある東京は雨が降ったり、即位礼正殿の儀が始まると皇居の周りが晴れ渡り、空には虹が出現しました。実に神秘的で、印象深い出来事だったと思います。皇后陛下を始めとした皇族女性の十二単姿も美しかったですし、まさに国家の象徴と言える儀式だったと感じます。

 

また、同日の夜には日本と親交のある国々からの来賓をお迎えしての「饗宴の儀」が行われ、194か国の要人が天皇陛下の即位を祝いました。王族、国家元首、大統領など参加者の顔ぶれも非常に豪華でしたが、これだけの数の国の要人が集まるイベントはおそらくないでしょう。同一の国家が続いている歴史の長さでは日本はぶっちぎりの断然トップですので、誇らしく思います。

 

さて、この即位礼に関して税金はいくらくらい使われたのか気になる方も多いのではないでしょうか。政府の発表では総額160億8500万円が使われたとあります。陛下は「費用は極力簡素に」というご意向を示されましたが、品格を考えると宮内庁としてはみすぼらしいパーティーにはできなかったでしょう。平成の代替わりの時に比べて予算が約3割多くかかったとされていますが、招待国が増えた事なども影響しています。

 

もしもどこかの国と戦争をしていたりすると予算はこんな金額ではすみません。また、国交が途切れると再開するのにもやはり多くの予算や手続きが必要になるでしょう。160億円で190を超える国と国交の平和的な継続が確認できたというのは、外交上ものすごく効率のよい税金の使い道だったのではないかと個人的には思います。

 

 

 

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