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中小企業にとっての優れた節税商品

2018年10月11日

中小企業にとっての優れた節税アイテムとして生命保険があげられますが、近年税務当局でも行き過ぎた節税を抑制するための封じ込め策を講じてくることが往々にしてあります。

そこで、「経営セーフティ共済」で法人税の節税を図るのはいかがでしょうか。

大口取引先の倒産による危機に備えるための保険なのですが、税務の面から見てもかなり優秀な保険です。その特徴は

①掛け金の支払先は独立行政法人中小機構

②掛金は毎月5000円~20万円の5000円刻み

③掛金は全て経費で落とせる

④一年分前払しても経費に計上可能(最高240万円の前払)

⑤掛金総額は通算して800万円が限度

⑥減額増額は自由

⑦取引先の倒産が無い場合、40か月経過後なら全額返金してもらえる

⑧取引先倒産時には無担保、無保証で掛金総額の10倍まで借り入れができる

⑨取引銀行を通じて加入する

といったものです。

掛け続けて約4年が経過し、解約すると全額戻ってくるのが大きな利点です。

解約時に戻ってきたお金は雑収入として利益に計上するので単なる利益の先送りと考えることも可能ですが、大きな損失が発生した時に解約すれば損失と相殺されて税務メリットも大きいものとなっています。

解約後に改めて加入することも可能なので、使い勝手はかなり良い保険です。