サラリーマンの税金・お金のお悩み解決ならトランス税理士法人

サラリーマンの税金・お金のお悩み解決なら大平宏税理士事務所

03-6456-4911
facebook

ブログ

ノーベル賞の賞金に税金はかかる?

2019年10月10日

スウェーデン王立科アカデミーは9日、2019年のノーベル化学賞を、旭化成の吉野彰名誉フェロー、米テキサス大学のジョン・グッドイナフ教授、米ニューヨーク州立大学のマイケル・スタンリー・ウィッティンガム卓越教授に授与すると発表しました。日本人としては、18年の本庶佑特別教授に続く受賞となり嬉しいニュースです。授賞式は12月10日にストックホルムで開かれます。

 

下世話な話ですが、受賞者には900万スウェーデンクローナ約9700万円)が賞金として授与されます。今回は、3氏が共同受賞をしたので賞金も3氏で分け合うことになりますが、この賞金に税金はかかるでしょうか?

答えから言ってしまうとNOです。ノーベル賞は、所得税法第9条非課税項目とされており、税金は納めなくても良いことになっています。

 

ノーベル賞が非課税となったのは、昭和24年の湯川秀樹博士日本人初ノーベル物理学賞を受賞した際に「ノーベル賞の賞金に対して課税するのか」と議論が起き、その結果ノーベル賞の賞金に対しては非課税所得として扱われるようになりました

 

ちょっと面白いのは、現在のノーベル賞は「物理学」「化学」「生理学・医学」「文学」「平和」「経済学」と6分野ありますが、非課税になるのは「経済学」を除いた5分野です。ノーベル賞は、アルフレッド・ノーベルの遺言によって始まった賞ですが、もともとの遺言には、「経済学」を除いた5分野しか記載されていませんでした。

 

ノーベル経済学賞は、1968年にスウェーデン国立銀行が説倫300周年を記念して設立されました。正式名称は「アルフレッド・ノーベル記念スウェーデン国立銀行経済学賞」といいます。これにより、賞金の拠出元は「スウェーデン国立銀行」なっています。「経済学」以外は、賞金の拠出元が「ノーベル基金」となっています。仮に、日本人がノーベル経済学賞を受賞したとすると、現在の所得税法では一時所得扱いとなり課税されますので、その際は大きな議論を呼びそうです。

 

 

 

◆◇◆◇◆Eブック無料配布のご案内◆◇◆◇◆

【不動産所得の申告ガイド】Eブック

あなたは不動産所得の確定申告でお悩みではありませんか?

やり方次第では多くの税金が還付される確定申告、自己流で失敗している(還付を受け切れていない)方がほとんどです。この冊子は弊所税理士中山監修のもと、あなたに最も適した確定申告のやり方を解説しています。

↑「不動産所得の申告ガイド」のダウンロードは今すぐこちらをクリック

 

【青色申告と白色申告の違い】Eブック

あなたは確定申告で青色申告白色申告どちらを選択すべきかお悩みではありませんか?

ネット上の情報や関連書籍では「青色申告のメリット」ばかりが取り上げられがちです。青色申告にはデメリットもあり、白色申告の方が適している方も大勢います。この冊子は弊所税理士中山監修のもと、あなたが青色と白色のどちらにすべきかの答えを解説しています。

↑「青色申告と白色申告の違い」のダウンロードは今すぐこちらをクリック

 

【確定申告をしないとどうなるか】Eブック

例年、確定申告の期限は3/15で、うっかり忘れてしまった場合は速やかに対処すべきです。「無申告でもバレなきゃいいんでしょ?」という考え方で放置した場合はどうなってしまうのでしょうか。この冊子は弊所税理士中山監修のもと、確定申告をしなかった場合のペナルティや、ペナルティを回避できるケースを解説しています。

↑「確定申告をしないとどうなるか」のダウンロードは今すぐこちらをクリック

 

【世界一過酷な状況にある日本のサラリーマンから

 少しでもお金に対する悩みを取り除きたい】

~大平宏税理士事務所~