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アメリカの相続税改正

2018年11月28日

アメリカで2019年度税制改正の発表がありました。

大きく納税者有利となった改正点は相続税でした。アメリカの来年度の相続税の基礎控除額は1140万ドル(約13億円)に増加しました。2018年度は1118万ドルだったので22万ドルも大きくなりました。しかも普通アメリカでは夫婦合算になるので2280万ドル(約26億円)の相続財産まで税金はかかりません。

日本の相続税の基礎控除は3000万円+600万円×法定相続人であることと比べると、富裕層に対しては桁違いの優遇ぶりですが、26億円以上の相続財産を残す超富裕層はごまんといるのもまたアメリカの特徴です。また、日本の相続税と違いアメリカの相続税は基礎控除を超えた部分に関しては一律40%の税金がかかるので超富裕層は相続においてはかなりの税金を納めることになります。

もう一つ日本と大きく違うのは日本の相続税は国税だけですが、アメリカは州によっては国税とは別に州独自の相続税がかかる場合があるので注意が必要です。