サラリーマンの税金・お金のお悩み解決なら大平宏税理士事務所

サラリーマンの税金・お金のお悩み解決なら大平宏税理士事務所

03-6456-4911
facebook

ブログ

日本郵便の申告漏れ

2019年11月6日

「まるで所得隠しのバーゲンセールだな・・・」

思わずドラゴンボールのベジータの台詞を真似したくなるようなニュースがありました。先週明らかになった、東京国税局による日本郵便への税務調査の過程で発覚した申告漏れの金額はなんと5億4千万円!!

 

お笑い芸人徳井氏の所得隠しで世間がザワついている中で、今度は日本郵便による申告漏れです。今回のケースはどうやら従業員が単独で不正を働き、個人として着服していたようです。

 

東京都内の2つの郵便局の職員2人が2014~16年度に「料金別納」郵便の支払いで使われた切手を不正に持ちだし、金券ショップで合わせて計約5億4千万円に換金していたことが明らかになりました。本来は処分しなければならない切手を着服していた模様です。日本郵便は2人を懲戒解雇したものの、事実関係を公表しておりませんでした。

 

日本郵便によると、2人は封筒やはがきに個別に切手を貼るかわりに料金相当額を現金や切手でまとめて支払う料金別納の仕組みを悪用していました。切手で支払われた場合、消印を押して細断する決まりですが、一度に大量に持ちこまれると消印を押さないケースがあったことに着目した犯行です。

 

芝郵便局(港区)の職員はこうした消印のない切手を不正に持ちだし、約1億4千万円に換金しました。神田郵便局(千代田区)の職員は約4億円に換金したとのことです。つまり、一つの郵便局独自のシステムの穴ではなく、全国の郵便局で共通して開いていた穴だったのではないかと疑いたくなります。

 

日本郵便は18年中に2人に全額を返還させ、懲戒解雇したと報道されていますが、4億を返還した元職員はどのような使途で着服したのかも謎です。国税局から法人の所得として5億4千万円を申告すべきと指摘を受けた日本郵便からすると、その元職員が使い込んでいなかったのは不幸中の幸いでしたね。