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年収1000万円世帯が一番ビンボー?

2019年7月5日

厚労省のデータによると所得の中央値は442万円という中で「年収1000万円=お金持ち」と思うが多くいらっしゃると思います。しかし、実は年収1000万円でも生活が苦しいと感じている世帯が多いのをご存知でしょうか。

 

そもそも日本の税制上、累進課税ということもあり高所得者ほど多くの税金を支払い、尚且つ社会保険料も多く引かれてしまいます。そして同じ年収1000万円でも余裕のある世帯とそうではない世帯と別れてしまいます。その大きな要因にひとつが生活レベルの高さが落とし穴になっているんです。「年収1000万円」という数字のインパクトは大きく、住宅や生活用品、娯楽などへの高級志向を生み出してしまい、結局思わぬ落とし穴にハマってしまうケースが多々見られます。

 

年収1000万円と聞くと貧困とは無縁だと思われがちですが、年収1000万円世帯の約1割が貯蓄ゼロという実態があります。現役世代であれば心配になることもありませんが、生活水準を下げられない状況で、且つ貯蓄もなければ将来の生活がどうなるか想像がつきますよね。

 

そこでお金の使い道を賢くしていかなければいけません。お金の使い道といっても3つの分け方しかなく「①消費、②浪費、③投資」の3通りです。そしてこれらの理想の割合は消費70:浪費5:投資25です。

 

先に申し上げたように収入が高いと多くの税金を支払い、浪費に偏ってしまう傾向が高いので貯蓄すらもできません。強いては自分の将来の生活すらできなくなってしまいます。特に2020年度からは年収850万円超から増税対象になります。貧困に拍車をかける環境になるのは明確な訳ですから、ますます多くなる税負担を軽減させるための対策としてお金の使い道の見直しを検討してみてはいかがでしょうか。