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太ったら税金!?

2019年5月17日

アメリカハンガリーイギリスなどの国では、肥満の増加により健康に影響を与える可能性のある飲食品に対して課税しているのをご存知ですか?これらは肥満税(fat tax)という税金で、一般に飽和脂肪酸や砂糖の加えられた飲料への課税が施行、検討されています。あくまでも加工食品に課税するのではなく、その原材料である甘味料に課税する方法も提案されているようです。例えば、下記の通りです。
・アメリカ、フランス、デンマーク→ソーダ税
・ハンガリー→ポテトチップス税
・イギリス→砂糖税

一方日本では肥満税なる税金制度はありません。が、しかし、厚生労働省ではメタボリック症候群を予防するため、企業の健康保険組合に対し財政的なペナルティーを大幅に強化する方針を固めました。具体的には、メタボ健診の受信者が少ないと罰金が課せられ、更には保険料が上がる可能性もあるということです。将来的には肥満税の導入も検討されており、そもそもこの論議については、デブに対する差別だとか、病気や遺伝の人もいるなど批判の声も上がっています。

 

国連食糧農業機関(FAO)が発表している国別の肥満度調査によると、
1位メキシコ

2位アメリカ

3位シリア

となっており、日本は先進国の中では最も低いレベルで全体の順位は「不明」とのことです。この結果を考えれば、日本では肥満税への大義名分がつけにくく肥満税が実現する可能性はかなり低いと言えそうです。